ノイロメーター200μA
ノイロメーター200μA
「ノイロメーターが12Vで200μAに合わないとき21Vを使ってよいか」といった質問をされることがあります。
結果は12Vで200μAにに合わせても21Vで200μAに合わせても同じです。
オームの法則より電流(I)=電圧(V)÷抵抗(R)ですから
12Vの場合
200μA=12V÷Rで抵抗RがR=12÷200×1000000で 60KΩになります。
21Vの場合
200μA=21V÷Rで抵抗RがR=21÷200×1000000で 105KΩになります。
これは200μAを出力するためには12Vの時60KΩ、21Vの時105KΩの抵抗が必要になります。
ノイロメーターでは200μAに合わせるためにボリュームのツマミを右に回して合わせます。ボリュームは、可変抵抗で12Vの時60KΩ、21Vの時105KΩの抵抗値になっているにすぎません。どちらにしても電流は、200μAですからどちらで合わせても同じ結果になります。
(当たり前ですね!ちなみに6Vで合わせても同じです。)
ただし21Vの場合は、21Vからの拡大測定はできません。
(これもまた当然ですが21Vで200μAに合わせてからそれ以上電圧を上げることができないからです。)
したがって12Vで200μAに合わせられない場合は、21Vで200μAに合わせて使用しても結果は同じです。
<ここに書かれている内容は、私個人の見解です。>
2014.08.23